家庭の薬膳 第46回 ~セロリ

セロリの味と性質


薬膳の考え方では、セロリの味は「甘く」「辛く」、性質は「体を少し冷やす」という分類になります。

セロリの効能

セロリはセリ科の野菜で、原産地は中国西部からインドにかけて、またヨーロッパ~中近東と、広範囲にわたっています。
中国では古くから栽培されており、原種に近い早セリと水セリの2種に分類されます。
日本には以外にも早く、江戸時代にオランダ人が長崎で伝えられたようです。
ただ、その強い香りから敬遠され、再び日本で広まるようになったのは明治時代に西洋料理店で使用してから以降のことでした。
セロリには以下の効能があるとされます。

■解熱■頭痛の緩和
■高血圧の症状を抑える
■精神安定、不眠の改善
■整腸作用、コレステロールの低下

セロリの爽やかな強い芳香は、ストレスによる不安や緊張をやわらげ、不眠の改善にも効果があります。
中国の民間療法では、耳鳴りやむくみ取り、更には肺熱による咳止めにも用いられてきました。

セロリを使ったレシピはこちら


このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

15.Feb.2014