家庭の薬膳 第19回 ~ ねぎ

ねぎの味と性質


薬膳の考え方では、松の実の味は「辛く」、性質は「体を温め」「毒はない」という分類になります。

ねぎの効能

ねぎには、下記のような効果があると言われています。

■消炎・解熱作用
■風邪の予防
■初期の風邪の治療
■冷えによる腹痛の緩和
■頭痛の緩和

ねぎの原産地方はエジプトとも中央アジアとも言われており、中国には紀元前に伝わったとされています。
その後、多様な種類が作られ、漢方薬や食材として広く用いられてきました。
ちなみに日本にも、弥生時代にすでに伝わっていたとのことです。

ねぎは消炎と解熱の効果が高く、寒気を伴う風邪や頭痛に効くとされています。
また、身体を温める作用があるため、冷えによる腹痛にもよいとされ、料理に使われるほか、漢方薬としても用いられてきました。
風邪の時にはねぎを、というのは、中国だけでなく海を越えた日本でもおなじみです。
日本の民間療法でも、風邪をひいてのどの痛いときには、味噌汁にねぎをたっぷり入れて飲んだり、布に包んで喉に巻いて寝たり、などの民間療法が知られていますよね。
寒い季節には、風邪のひきはじめの症状の緩和や、風邪の予防のために、鍋ものやスープ、炒め物などにして、たっぷりとねぎを食べることを心がけるとよいでしょう。

ねぎを使ったレシピはこちら


このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

01.Nov.2008